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ベルコ尼崎駅前ホール

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館長 岡元 和也 さん
葬儀の形は変わっても安心とやすらぎを提供していきたい
館長 岡元 和也 さん
ベルコ尼崎駅前ホール空間と時間とやすらぎがメインになるご葬儀を

人の最後を人の最後を締めくくる場所であり、遺族の悲しみと向き合う場所でもある斎場。このコーナーでは、普段聞くことのないお葬式にかかわる人たちの「生の声」をご紹介します。
今回は、ベルコ尼崎駅前ホールの館長である岡元さんに、お仕事について、そして昨今のお葬儀事情についてお話を伺ってきました。

安心していただくことが癒しへの第一歩
無宗教葬や家族葬が増加する傾向に
ベルコ尼崎駅前ホールを運営している(株)ベルコは、昭和44年「株式会社阪神互助センター」として業務を開始、現在では100カ所を越える冠婚葬祭用の施設を日本全国に展開しています。私自身は、ご葬儀の仕事をさせていただくようになってから約12年経ちますが、最近では無宗教葬や家族葬という傾向になってきているようです。阪神大震災などでご葬儀(死)というものに対して精神的にも大きな影響を受けたせいか、特に形式よりも内容を重視するようになってきているように感じます。そういった背景もありますので、まずはご遺族の不安を取り除くことを第一に心がけています。
24時間電話対応、お電話から30分で駆けつけます
そのひとつとして、どんなに突然の場合でも一刻も早く『安心』をご提供できるように24時間お電話を受け付けています。各地に拠点を設けていますので、ご連絡をいただいてから通常なら約30分、遠くても約1時間で駆けつけます。例えば、病院で付きっきりの看病をされたご遺族は、お悲しみであるのはもちろん、心身ともに疲れ切った状態です。真夜中だったりしますと、今後のさまざまなことを考えながら、不安なまま朝まで過ごさなければなりません。せめてご葬儀のことだけでも早めに一段落していただければ、ほんの少しでもご負担を軽くしてあげられるのではないか、そして少しでも休んでいただきたい。そんな想いから24時間対応させていただいております。憔悴しきっておられるご遺族には、ご苦労をねぎらう言葉掛けくらいで、あまり話し掛けることは控えるようにしています。それでも、顔を見せるだけでも“頼れる者がいる”という安心感は持っていただけるようです。
葬儀社は最も心を砕く職業。慣れたらあきまへん
享年に365を掛けてその人の時間の重みを感じる
私が自負しているのは、世の中にはさまざまなサービス業がありますが、葬儀社はその中でもトップクラスの難易度だという点です。実際どこまでできているかは別として、数ある職業の中で最も心を砕くもの、その極みではないかと思います。よく若い人に言うのですが、例えば「80歳で亡くなった」と簡単に言ってはいけない。365を掛けてみなさい。その莫大な数字、時間の長さにどれほど重みがあるかが分かるだろう。その上でこの世に存在している最後の2日間を自分達が取り仕切るのだから、どんなに大切なことなのか感じられるだろう。とね。
喪主の経験は人生で1~2回。サポートに失敗は許されない
どんな仕事でも同じだと思いますが、“慣れたらあきまへん”。葬儀社は当然毎日のようにご葬儀に携わっている訳ですが、慣れて事務的になってしまうことがいちばん恐いことです。普通、喪主を勤められる機会は一生に一度、多くてもせいぜい二度くらいですよね。しかも、亡くなられた方にとっては人生で最後、最大の儀式ですから絶対に失敗は許されません。
事前のお見積もりやご相談には必ず2名以上で
事前のお見積やご相談には必ず2名以上が伺ってお話を聞きます。どんな花がお好きだったか、当日の来場者はどんな年齢層が多いか、など、どんな些細な情報でも他のセクションの担当者にも伝えて共有するように心がけています。また、葬儀担当者以外のスタッフも積極的にご遺族の方と顔を合わせ、コミュニケーションを持つことでそれぞれの雰囲気の違いを尊重するようにもしています。
儀式ではなく“お別れ会”の気持ちで接する
『葬儀』というと、どうしても儀式的なイメージが強く、固い感じになってしまいがちですが、ご遺族の方が“お別れ会”として「こうしてあげたい」という形が多くなってきているのは事実です。『思い出コーナー』を設置して、弔辞の代わりに生前のビデオを流しながら「あのときはこうだったね」と語り合う、そんなご葬儀も最近何回かありました。
空間と時間とやすらぎを大事にした葬儀を目指す
是非見学会へご来場を
葬儀はこれからどんどん無宗教化、家族葬化していくと思いますよ。子供達が昔のように身近で葬儀を見たり、道端に花輪が並んでいるのを見て『あぁ、誰か亡くなったんだ』と日常で感じることも無くなってますよね。仏壇がある家も少なくなって、おばあちゃんが毎日ご飯やお線香をお供えするのを見ることも無くなってるから、お葬式がどんなものなのか分からない人がどんどん増えています。実際、見学会(説明会)でも、やはり無宗教葬や家族葬についての質問が多いです。そういった意味でも見学会にお越しになられると良いと思います。
自宅にいるようなリラックスした気分で
私たちの立場としては、2日間の空間をどう演出するのか、どう癒して差し上げるのか、それらをどうやっていくのかが今後の大きな課題です。葬儀の方法はどんどん変化してもいくと思いますし、ご家族ごとそれぞれに合わせた空間造りがいちばん大事になってきますよね。ここで特に大事にしたいのが“ご遺族の緊張感を無くす”ということなんです。どうしても用意された場所だとよそよそしくなってしまう。葬儀では難しいことだと思いますが、もっとくつろいでほしいんです。大事な人とお別れするための2日間ですから、まるで自宅にいるようなリラックスした雰囲気にできたらいいと思います。物を売るだけではない、空間と時間とやすらぎがメインになるようなご葬儀を目指していきたいと思っています。
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