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お葬式に関してよくある10の疑問(参列者編)

2016年11月09日

はじめてお葬式に参列するときはもちろん、日頃あまりないことだからどうすれば良いか忘れてしまった、というケースもありそうです。お葬式に会葬するときの基本を10のQ&Aで整理してみました。お役に立てれば幸いです。

Q1 お通夜と告別式はどうちがうの?

お通夜本来の目的は、遺族や故人とごく親しい人がロウソクや線香が切れぬように故人を一晩中守りながら最後の一夜をすごす(夜通し行うから「お通夜」)ことを言いました。しかし、現代の日本のお通夜はこのような意味合いが薄れてきて、告別式に会葬できない人が故人とお別れをする場になる、つまりお通夜の告別式化が進んでいます。

また、時間も夜通しではなく1時間から2時間程度の「半通夜」と呼ばれる形式が多く見られるようになってきています。

遺族や親族は勿論、親しい人はお通夜と告別式の双方に会葬することが理想です。しかし、告別式に会葬できない場合はお通夜に会葬することで、また逆にお通夜に会葬できない場合は告別式に会葬して故人にお別れを告げるということが一般的になってきています。

 

Q2 お通夜と告別式それぞれ服装で気をつけることは?

告別式の服装はブラックフォーマルという明確なルールがあります。子どもや学生以外はブラックフォーマルでないと失礼にあたる、と覚えておきましょう。

男性の場合は、黒いスーツに白いシャツ、黒のネクタイ、黒い靴下に黒い靴。女性の場合は、黒いワンピース、アンサンブル、スーツ、ストッキングと靴も黒。男性、女性ともに結構指輪以外のアクセサリーは外してください。また手荷物は金属の金具つきは不可で色は黒です。

お通夜は以前、「急を聞いて駆けつけた」という理由から、平服に黒い喪章をつければ失礼にあたりませんでした。しかし現在ではQ1でご説明したように、お通夜の告別式化が進んでいて、お通夜をとり行う日も、亡くなったその日のうちというケースが少なくなりました。そのため、お通夜の服装も告別式に倣ってブラックフォーマルにするのが無難です。

ただし、告別式と違い、男性、女性ともにブラックフォーマルでなくても、紺やダークグレーなどの地味な服装であれば失礼にはあたりません。カラーシャツや光沢のあるものなど派手な装いだけは慎みましょう。

 

Q3 お通夜や告別式に参加するときに必要なものは?

忘れがちですが、大切なポイントはお数珠を持参することです。お数珠は、仏教において仏を念ずる時に用いるための法具(念珠ともいいます)で、お葬式においては故人の冥福をお祈りするときに使います。なお仏式の法具なので、キリスト教式や神式の場合には必要ありません。

Q1でご説明したように、現代は「急を聞いて駆けつけた」というお通夜は少なくなっていますので、お通夜・告別式ともにできるかぎりお数珠を携帯することが望ましいです。ですが中には「突然の知らせ」もあるかもしれません。そんな時のお通夜は、お数珠なしでも良いと思います。

お数珠がないとき気をつけないといけないのは、お数珠は貸し借りするものではない、ということです。念珠とも言われるように持ち主の念が込められるものですから、人から借りるあるいは貸すことはマナーに反していると覚えておきましょう。

 

Q4 お香典の相場は?

お通夜とお葬式でお香典の相場に違いはありません。お通夜の列席でも一般的な相場のお香典を用意しましょう。お香典に包む金額は、ご自分の年齢と故人との関係により決まってきます。

【お香典の目安】

亡くなった方

ご自分の年齢

20代

30代

40代以上

両親

30,000~50,000

50,000~100,000

100,000~

兄弟・姉妹

30,000~50,000

50,000

50,000~

祖父母

10,000

10,000~30,000

30,000~50,000

伯(叔)父、伯(叔)母

10,000

10,000~20,000

20,000~30,000

その他の親族

3,000~5,000

5,000~10,000

5,000~20,000

勤務先の社員(上司・同僚)

5,000~10,000

5,000~10,000

10,000~

勤務先社員の家族

3,000~5,000

3,000~5,000

5,000~10,000

仕事関係

3,000~5,000

5,000~10,000

5,000~10,000

友人

5,000~10,000

10,000~30,000

10,000~30,000

友人家族

3,000~5,000

5,000~10,000

5,000~10,000

恩師

3,000~5,000

5,000~10,000

10,000~

その他の知人

3,000~5,000

5,000~10,000

5,000~10,000

隣近所

3,000

30,000~5,000

5,000~10,000

 

お香典にはきりのいい金額を包むのが一般的ですが、そうでなければならないという決まりはありません。ただ、苦労を想起させる(九)、死を想起させる(四)の数字は避けましょう。

 

Q5 お香典袋の書き方はどうすればいい?

仏式の場合、黒白ないしは双銀の水引をあしらったのし袋(弔事の場合は不祝儀袋といいます)を使用するのが一般的です。

表書きには、「御霊前」「御香料」「御香典」などを書きますが、市販の不祝儀袋は表書きが印刷されているので、それを使用すると良いでしょう。なお「御霊前」はすべての宗教に共通の表書きですが、蓮の絵が印刷されている不祝儀袋は仏教専用です。

不祝儀袋の水引の下中央に、薄墨で会葬者の名前をフルネームで書きます。夫婦で会葬する場合には夫の脇に妻の名前を、複数で一緒にお香典を包む場合には連名か代表者の名前を書き「他○人」のように書きます。また組織、部署、グループとして包む場合にはその名称を書きます。

不祝儀袋の中には、白無地の紙(中包み)で現金を包んで入れます。中包みには包んだ金額と、名前と住所を書きます。包んだ金額を書くのは表、裏どちらでも良いようです。いずれも表書き同様に薄墨で書きます。なお金額は「金壱万円也」のように旧字を使用するのが慣例です。

 

Q6 お香典はどう渡せばいい?

お通夜、告別式ともに斎場などの会場で、係員の誘導に従って受付をするときに、受付係の人に簡単なお悔やみの言葉を述べてから一礼し、袱紗(ふくさ)に包んだ不祝儀袋を取り出して、表書きが相手に読めるように両手で受付係に渡します。

なお、むき出しのままの不祝儀袋を取り出すことは失礼とされていることは覚えておきましょう。袱紗がない場合は、白いハンカチや風呂敷を代用しても大丈夫です。

お通夜や告別式にどうしても会葬することができない場合のお香典は、郵送で送ることをおすすめします。不祝儀袋にお香典を包んで現金書留で送るようにしましょう。

身近に会葬できる方がいれば預けるという方法もありますが、この方法は、喪家に対して失礼な行為であるという説と、失礼にあたらない説の両論あり、しかもそれぞれの論拠が明確ではないようです。失礼にあたるかどうかが心配であれば、郵送が無難と覚えておきましょう。

 

Q7 お焼香のマナー・手順は?

お通夜、告別式ともに司会がお焼香開始の案内をしてくれます。係員の誘導に従って順番に焼香を行います。一般的な焼香の作法は次のとおりです。

  1. 遺族・親族に一礼
  2. 祭壇に一礼した後に合掌
  3. 右手の親指、人差し指、中指の三本で抹香を少量つまみ目の高さまで持ち上げる
  4. 目を閉じ故人の冥福を祈り、指をこすりながら抹香を香炉に落とす(回数は宗派により異なります)
  5. その間数珠は左手にかけておく
  6. 焼香を済ませたら再度合掌し祭壇に一例して退場

 

Q8 ご遺族への挨拶はどのようにすればいい?

お焼香が済んだあとに、会葬者に会葬のお礼をするご遺族、親族の前を通って退場することが一般的です。そのときに、ご遺族に一礼しながら次のような簡潔なお悔やみの言葉を伝えてください。

「この度は誠にご愁傷さまでした」

「○○さんには良くしていただきました。本当に残念です」

 

Q9 キリスト教式の場合はどうすればいい?

キリスト教式の場合も、仏式の流れと大きくは変わりません。

お通夜にあたる「通夜の祈り」「前夜式」、告別式にあたる「葬儀ミサ」がとり行われますが、会葬するときは仏式と同様のマナーで臨めば問題ありません。

違いの一つには、お香典があります。不祝儀袋には、白無地の封筒か、白百合や十字架が印刷された市販の封筒を使用します。表書きは最も一般的なものが「御花料」ですが、すべての宗教共通の「御霊前」でも問題はありません。水引もないのが普通ですが、市販の不祝儀袋を使う場合には、黒白、双銀の水引であれば失礼にはあたらないでしょう。

もう一つの違いはお焼香の代わりに、白い菊やカーネーションを故人に捧げる献花を行うことです。献花の作法は次のようになっています。

【献花の作法】

  1. 祭壇に進み、係の人から花が右手にくるように受け取る
  2. 一礼し根本が祭壇に向くように花を回す
  3. 花を献花台に置く
  4. 遺族、神父(牧師)に一礼して退出

 

Q10 「身内だけで葬儀を行う(家族葬)」と言われたのですが会葬してもいいの?

最近は家族葬が増えています。さまざまな事情から身内だけで弔いたいというご遺族の気持ちは理解できますが、故人にお世話になった人などは、どうしてもお別れを言いたい、直接弔いたいという人もいることでしょう。そんなときは、まずご遺族に「お別れさせていただきたいのですが、お伺いしても良いでしょうか」と直接尋ねてご遺族の意向をお聞きするのが一番です

「日を改めて自宅にお参りにきてほしい」と言われるケースもあると思いますが、そう求められたらご遺族のご意向を尊重しましょう。