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【寺社参り・お墓参り】神恵院・観音寺〈香川県観音寺市〉~JR観音寺駅~

2019年04月26日

今回のお寺は香川県の観音寺市にある神恵院(じんねいん)と観音寺(かんのんじ)です。四国八十八箇所霊場の中では、神恵院が第八十八番礼所、観音寺が第八十九番礼所です。ともに真言宗大覚寺派のお寺で1つの敷地の中に仲良く2つのお寺が並んでいます。1カ所お参りにいけば2つのお寺に参拝できるなんて、なんか得した気になります。そんなこと言っているとご利益はなくなりそうですね。八十八箇所霊場で同一敷地内にあるのはこの2つだけです。ところで、市の名称は「かんおんじし」と言いますがお寺の名称は「かんのんじ」なんですね。

 

 開山はいずれも703年で開祖は法相宗の高僧である日証上人とされています。法相宗は奈良時代に栄えた南都六宗(三論宗、成実宗、倶舎宗、華厳宗、律宗、法相宗)の1つで、興福寺と薬師寺が総本山です。平安時代以降に誕生した宗派とは異なり、経典や仏陀の教えを研究することが目的の学問宗教で、葬儀などの儀礼は一切行わない宗派です。そのため檀家制度もありません。その法相宗のお寺が真言宗に改まったのが平安時代に弘法大師が四国巡礼の折に訪れたことによります。寺伝によると弘法大師はしばらくの期間お寺の住職を務められ、それ以降は真言密教の道場として隆盛を極めたそうです。

 

コンクリート造の建物の先に神恵院の本堂

 山門(仁王門)をくぐり参道の石段を登ると正面に見えてくるが観音寺の愛染堂です。第八十八礼所の神恵院は左手にあります。登りきって左に進むと太子堂があります。太子堂の右脇に本堂に向かう矢印が表示されていますが、その先に見えるのは美術館を思わせるようなコンクリート打ちっぱなしの建物。この建物の中の石段を登った先が本堂で、コンクリートの建物とともに2002年に新築されたものです。

 

 第八十八礼所の観音寺は神恵院の右手になります。神恵院本堂から歩みを進めて左に向かった正面にあるのが本堂(金堂)です。1677年に建立されたもので、国の重要文化財指定を受けています。観音寺には本堂のほかに前述した愛染堂、愛染堂脇の石段を登った先にある薬師堂と心経堂、開山堂、大日堂など多くの伽藍が配置されています。

右手が観音寺本堂(金堂)。石段の上に見える左が心経堂右が薬師堂

 

 2つのお寺が配置されるには広くない敷地ですが、整備された庭園もあり、四季折々の美しい風景を愛でることができます。とくに筆者が訪れたのは桜が満開のときでしたので、その美しさには目を見張りました。

観音寺薬師堂前から眺めた満開の桜

 

 今回は別の用向きで香川県を訪れた機会にこの2つのお寺に参拝をしました。もっと八十八箇所霊場を巡りたいと思っていますが、かなり時間がかかるかもしれません。お許しくださいね。