終活Style ごじょクル

冠婚葬祭に関する豆知識など、
様々なお役立ち情報をお届けします。

powered by ごじょクル
  • Facebook
  • Twitter

宗教ごとの葬儀の流れ(式次第)

2020年08月25日

日本人は信仰を持たない民族と言われています。「あなたが信じる神はなんですか?」と尋ねられたら、「いません」が圧倒的でしょう。日本は明治以降戦前までに国家神道を推し進めた結果、仏教が葬式仏教と揶揄されるように、冠婚葬祭のときだけに脚光を浴びる存在になってしまった経緯があります。しかし、葬式仏教だから、日本の葬儀は圧倒的にまだ仏式が多いのも事実です。

以前、仏教の宗派ごとのマナーを簡単にお話しましたが、今回は仏教をはじめ、宗教によって異なる葬儀の流れ(式次第)をおさえたい、と考えています。

仏式の葬儀

仏式の特徴は、僧侶による読経と法話、そしてお焼香です。仏式の葬儀が持つ意義は故人を極楽浄土に見送るための儀式であるということです(浄土真宗は極楽浄土という概念がない)。作法は宗派ごとに細かなところに違いがあります。

【仏教の主な宗派】「宗派ごとに異なるお葬式の作法

真言宗

天台宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

曹洞宗

臨済宗

式次第も宗派により異なりますが、基本は次のようになります。

【葬儀】

遺族・参列者入場 → 僧侶入堂 → 開式の辞 → 読経・引導 → 弔辞拝受・弔電紹介 → 読経 → 遺族・近親者焼香 → 僧侶退堂 →(休憩)

【告別式】

僧侶入堂 → 開式の辞 → 読経 → 会葬者焼香 → 僧侶退堂 → 閉式の辞

神式の葬儀

神式の葬儀は、神式の婚礼を目にするよりも少ないと思います。文化庁の統計によると、神道系宗教団体の信者数はおよそ8,500万人となっています。であれば、もっと神式の葬儀に参列したり、目にすることがあってもよさそうですが、謎です。神式の葬儀の意義は故人の霊をその家にとどめ、守護神になってもらう儀式ということにあります。仏式とは大違いですね。基本的な式次第は次のようになります。

一同手水(ちょうず)の儀 → 神官・遺族入場 → 開式の辞 → 修祓の儀(斎主によるお祓い清めの儀式) → 献饌・奉幣 → 祝詞奏上→ 弔辞拝受・弔電紹介 → 玉串奉奠 → 撤饌・撤幣 → 神官退場 → 閉式の辞

カソリック教式(葬儀ミサ)

キリスト教は、旧教であるカソリックと新教であるプロテスタントでは大きく異なります。まずは、カソリックの基本的な式次第です。

司祭入堂・聖歌斉唱 → 祭壇・棺への献香 → 故人のための祈りへの招き → 集会祈願 → 言葉の典礼 → 共同祈願 → 感謝の典礼

【告別式】

司祭による始めの言葉 → 聖歌斉唱 → 司祭の言葉          → 司祭による棺への献香 → 司祭による棺への撒水 → 告別の祈り → 結びの祈り → 司祭による献花 → 司祭退堂 → 弔事拝受・弔電紹介 → 遺族代表あいさつ → 参列者の献花と聖歌 → 出棺

プロテスタント

最期に、プロテスタントです。教派により、かなり異なると思いますが、一般的なの式次第をあげておきます。

前奏 → 賛美歌斉唱 → 聖書朗読 → 祈祷 → 賛美歌斉唱 → 故人略歴紹介 → 牧師による葬儀の辞 → 祈祷 → 弔辞拝受・弔電紹介 → 賛美歌斉唱 → 祈祷 → 後奏 → 遺族あいさつ → 告別献花 → 後奏

 

繰り返しとなり恐縮ですが、細部は異なるとしても、宗教毎の式次第は概ね、上述の流れをおさえておけば、戸惑うことが少なくなると思います。