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【仏教】の宗派ごとに違うお葬式の作法

2018年03月08日

現代の日本ではお葬式の9割が仏式により行われているといわれています。仏教にはいくつかの宗派が存在しており、宗派によってお葬式に対する考え方が異なります。そのため、お葬式の中で行われる儀式や、流れも違います。ここでは、お通夜や葬儀式・告別式に参列する側となったときの参考として、作法はどこが違うのか、それから初めてでビックリしないように特徴的なことがあれば、ごく簡単に整理してみました。

日本の伝統仏教は、13宗56派があるとされています。その中でも、主な7宗派のお葬式を調べてみました。

真言宗

真言宗ではお焼香を3回行うことが基本となっています。これは「三宝(仏・法・僧)」に帰依する、「大日如来、弘法大師、先祖」に帰依する、自分を清める、の3回といわれています(諸説あります)。

密教である真言宗には特徴的な儀式があります。「灌頂(かんじょう)」という儀式は、僧侶が故人の頭に水をそそぎます。また葬儀前の納棺時の儀式に「土砂加持(どしゃかじ)」というものがあり、洗い清めた土砂を納棺前に故人にふりかけます

天台宗

作法に関しては、特に定められたものがないようなので、お焼香も1回で済ませて問題ないでしょう。

浄土宗

お焼香は1回から3回で、寺院によって作法が異なるようです。遺族や周りの人がお焼香する回数を参考にしてください。

浄土宗は葬儀式のときに、僧侶と参列者が共に「南無阿弥陀仏」と10回唱える「念仏一会」という儀式が行われます。

浄土真宗本願寺派

浄土真宗には10の派があり、その中で所属する寺院が最も多い(最大派閥)の本願寺派の場合です。お焼香の作法は厳格に決められており、額に押しいだくことなく1回となっています。

浄土真宗には「告別式」という考え方がありません。

お葬式は故人と別れを告げる場ととらえていないからです。本来のお葬式は、宗教的な儀式である葬儀式と縁あった人が故人に別れを告げる告別式の2つの儀式が明確に分けられていました。連続して2つの儀式が行われる場合でも、式次第は葬儀式が終了した後に告別式を行うという流れになっていましたが、最近ではこの区別さえない場合も増えています。そのため、お葬式のことを「告別式」と言うこと(人)もあるのですが、浄土真宗では「告別式」という言葉を使用するのは控えたほうがいいですね。

日蓮宗

お焼香の回数は1回です。
日蓮宗は葬儀式のときに、僧侶と参列者が共に「南無妙法蓮華経」を唱える「唱題(しょうだい)」という儀式が何回か行われます。参列者がお焼香をしているときも「唱題」が行われます。

曹洞宗

お焼香の回数は2回です。1回目は額に押しいだいた後に、2回目は押しいだかずに香炉にくべます。

臨済宗

作法に特段の定めはありません。お焼香は1回で良いでしょう。

厳密には、お数珠の形状や使い方も宗派によって異なりますが、参列するときにそこまで気を使う必要はないと思います。お焼香の回数も、葬儀式が行われる宗派の作法に則ったほうがベターですが、自分の宗派(家が檀家となっている宗派)の作法で行っても決して無作法にはならないと思います。ここで整理した作法などは、頭の片隅にでも入れておいていただければ良いでしょう。

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