終活Style ごじょクル

冠婚葬祭に関する豆知識など、
様々なお役立ち情報をお届けします。

powered by ごじょクル
  • Facebook
  • Twitter

フリマアプリで終活(断捨離)を

2019年03月18日

フリマアプリを使って終活の一つでもある、身の回りの整理をし始める人が増えているというニュースを見聞きします。そこでどのような実態なのか少し調べてみました。

ネットオークションに代わるかフリマアプリ

 インターネット上での商取引をEコマースといいますが、その中で個人間での取引(C to Cのマーケットといいます)といえば、ヤフオク、楽天オークションなどのネットオークションが代表的なものでした。ところが最近は、メルカリやラクマといったフリマアプリがTVCMを含む多くのメディアを賑わしていますよね。経済産業省が2018年4月に公表した「電子商取引に関する市場調査」によると、2017年のネットオークション市場のうちCtoC部分は3,569億円(前年3,458億円、前年比3.2%増)でした。一方で、フリマアプリ市場規模は4,835億円(前年3,052億円、前年比58.4%増)に急増しており、既にCtoCだけで見るとネットオークションを凌駕していることが分かります。フリマアプリが初めて登場したのが2012年なので、僅か5年で巨大な市場が形成されたことになります。

ネットオークションよりお手軽なフリマアプリ

 ネットオークションとフリマアプリの違いについても、経済産業省が2017年公表の「電子商取引に関する市場調査」の中で定義しています。最大の違いは価格決定方法で、ネットオークションは(オークションで)指定時間内に買い手がつけた価格(最高額)に決まり、フリマアプリは売り手(出品者)が決める、というところです。つまりフリマアプリは、提示されている値段で買うことを決めたらすぐに買えるのに対して、ネットオークションは、自分の提示した価格が最高額でなくなると買うことができなくなってしまう。この違いが、フリマアプリにほうが手軽に感じられるところなんだと思います。また、ネットオークションのほうが出品手続きも若干煩雑です。

シニア層で拡がるスマホ活用した断捨離

 フリマアプリはスマホによる利用がほとんどですので、これまでは若い世代の利用が中心でした。しかし、ここにきてシニア層のスマホ保有率が急上昇しているのです。2018年4月に、NTTドコモモバイル社会研究所が公表した「シニアのICT利活用生活の検討」によると、60 代のスマホ保有率は 56%で、前年比+11%、70 代も前年比+10%となっています。シニアがスマホを使いこなすようになり、それとともにフリマアプリを活用する人が増えてきているという仮説を立てることができます。

 フリマアプリの最大手であるメルカリのプレスリリースによると、60代以上の利用者が増加しており「生前整理」や「終活」のキーワードで出品される商品が過去1年間で約2.5倍(2018年1~12月実績/2017年同時期比較)に急増しているそうです。そして60代以上がフリマアプリを利用する目的の第1位が「不要品の処分」で79.6%。また、マーケティングリサーチ企業であるマクロミルが2016年に実施をした、終活に関する調査では終活を行う理由の第1位が「家族に迷惑をかけたくないから」で71%となっています。この2つのデータから、生前に身の回りの物を処分する断捨離を行い、家族の負担を少しでも軽くしたい、という人がフリマアプリを活用し始めていることが分かりますね。

 

 フリマアプリには、メルカリ、ラクマのほかにも、古本を扱うブクマ、ゲームやオタクグッズ専門のオタマート、ハンドメイド製品に特化したminne、ブランド品のKANTE(カンテ)などがあります。みな使い勝手は良いようなので、一度試してみてもいいかもしれないですね。