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【直葬】について考えてみました

2017年04月18日

お葬式は宗教・宗派によりさまざまな違いがあります。そして、宗教・宗派による違いとは別に、お葬式の目的や規模による違いもあります。日本の伝統的なお葬式は、お通夜から葬儀式・告別式、火葬、埋葬の流れで行われますが、最近では簡素化された直葬といわれるお葬式が増えているようです。ここでは直葬について考えてみます。

直葬とはどのようなお葬式か

広くお葬式の告知を行わずに、故人や遺族とごく親しい少人数で行われるお葬式のことを密葬といいます。直葬は密葬の一種ともいえますが、宗教者を呼んでのお通夜や告別式などは一切行わず火葬のみを行うお葬式のことです。2013年のNHKの「おはよう日本」でも都会で増えつつある直葬をとりあげるなど、最近は増加傾向にあるようです。最大の特長は、なんといっても費用の安さ。平均で20万円以下におさまるなど、通常のお葬式の費用に比べると10分の1以下におさえられます。もう一つは時間も短縮できること。NHKの調査によると、関東地方では特に多く直葬の割合が葬儀全体の5分の1にもなるそうです。

直葬の注意点

誰の弔問を受けないのですから、故人とお別れしたかった人でも、その場が与えられないことになります。故人の死を悼み見送るための、お通夜、葬儀式、告別式という一連の儀式を経ていないことから、お葬式(儀式)とは呼べず葬送方法のひとつでしかない、ともいわれています。もっとも現代では、伝統的なものに対する意識が希薄になっており、儀式も虚礼にすぎないという考え方をもち、火葬するだけで十分という人が増えててることも要因なのでしょう。ただし、一つ考えてほしいことがあります。遺族にとり故人は当然、大切な人であることは間違いないのですが、故人はここまでの人生を社会と関わり生きてきている、ということです。遺族以外で故人と関わりをもった人に対して、故人に対する厚情のお礼をする場でもあるのがお葬式だと考えています。そして、故人と縁あるすべての人にお別れの場を提供することも遺族ができることの一つです。

費用負担は確かに大きな問題ですが、招待しなかった人に不快感を与える可能性があること、直葬後に自宅に(多数の)個別弔問客が訪れる可能性があること、などのリスクもあります。後々後悔しないように、故人の見送り方に相応しいかどうかじっくりと考えられたほうが良いでしょう。

直葬を行うときにこれだけは気をつけたいこと

  • 直葬で弔うことを、親族や故人に縁ある人に事前に説明し理解を求める
  • 自宅に弔問客が訪れることを想定しておく

 

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