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【Report】エンディング産業展2018&終活フェスタ・ソナエ博2018

2018年09月06日

2018年8月22日から24日にかけて東京ビックサイトで、200超の出展と70超のセミナーからなるエンディング産業展が開催されました。24日は同会場の一画で、終活フェスタ・ソナエ博も開催。今回は総論として全体を通して感じたことをレポートします。

実施概要

事務局発表によると今年の入場者数は24,972人と、昨年の25,867人から微減となっていますが、23日から24日にかけて日本に上陸した台風20号の影響で、特に24日最終日の来場者数が下がっているからだと思われます。同時開催の終活フェスタ・ソナエ博のほうは事務局発表がないため、単独の入場者数は分かりません。なお、同時に開催されていたのはその他に、石材産業のジャパンストーンショー。同時開催イベントには供養女子コンテンストなどがありました。

全体を通して

筆者は今回が初参戦です。2017年はロボット僧侶の出展があったそうなので、今回も同様の超斬新な出展を期待したのですが、残念ながらそこまで斬新な出展はありませんでした。主なもの列記すると、骨壷・お棺・仏壇・墓石・祭壇・ローソクなどの弔いのアイテム、葬儀業のマーケティング・Webサービスなどのソフト的な業務支援、仏教界からも真言宗大谷派・本願寺が大きなブースを出しているのが目を引きました。全体を通して感じたことは「フューネラルではなくエンディングと謳っている割りには『弔いに至るまで』、つまり終活に関する出展が少ないな」ということです。そして「誰のために弔うのか」「何のために弔うのか」「そもそも弔いとは何か」という視点の出展がほとんど無いようにも思いました。エンディングなんですから、こういったソフト的な視点の提案があっても良いのではないか、と感じた次第です。

終活フェスタ・ソナエ博には、「終活Style」を運営する「ごじょクル」も出展しました。終活フェスタがエンディング産業展と同時開催するのは初めてです。エンディング産業展が大規模で派手なブースが多かったためか、若干目にとまりにくかったかもしれません。また終活フェスタは、終活を考える個人が対象であるのに対して、エンディング産業展のターゲットはエンディングに関連する事業者であることも、ミスマッチだったかもしれないですね。それでもこれまで開催していた大田区産業プラザなどではなく東京ビッグサイト(駅から10分くらい歩く)という環境にもかかわらず、多くに方に足を運んでいただき、誠にありがとうございました。

ペット、散骨、手元供養がトレンドか

上述のように仏教界の出展も目を引きましたが(お坊さんが、ワラワラと集まってきてパンフレットを手渡しながら呼び込みをしている図は、ちょっと面白かったですよ。しかも皆さん口が達者で、「お坊さんも営業できるんだ」と感心しました)、その他に出展の数が多く「傾向の1つかも」と感じたものがいくつかあります。

まず1つは、ペット関連です。ペット葬儀・供養で1つのコーナーが設けられていましたが、それ以外のコーナーにもペットの骨壷、ペットの祭壇、移動ペット火葬車などの出展が複数社見ることができ、ペット関連がこれからのトレンド1つであることを感じました。

次が散骨です。バルーンを使って遺骨を空に飛ばし、成層圏に散骨をする「宇宙葬」なる散骨が登場。それも複数ありました。海洋散骨の出展も複数あり、散骨ビジネスの広がりを実感しました。以前の記事でも書いたように、日本における散骨は決して法律が認めているものではありません。人や社会の迷惑にならない範囲なら咎めることはない、というグレーゾーンです。しかし、これだけ大々的な広がりをみせると、この先どうなるのでしょうか。定着していると認め合法と明文化するか、何らかの規制が入るのか。筆者は後者のような気がしますが確証はありません。

最後にもう1つは、手元供養関係です。遺骨を使ってダイヤモンドを造る(メモリアルジュエリーですね)会社が数社、分骨して手元で供養するための小さくおしゃれな骨壷なども数多く見受けられました。

来年も同時期の開催を予定しています。経年で比べるとさらに面白い分析ができそうです。また、今回は総論でしたが、特に気になった特徴的な出展やイベントに関しては、別の機会に記事にしていきます。