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エンバーミングのメリットとデメリット

2021年04月15日

家族や大切な人が亡くなったときにエンバーミングを施すべきかどうか、それは遺族にとって悩ましい問題となります。日本では近年確実に増えつつあるとはいえ、そこにはメリットだけではなくデメリットも存在しています。検討をする上では、メリット、デメリットの双方をしっかりと理解した上で判断するようにしてください。

エンバーミングとは何か(新しい葬送技術を知ろう)

エンバーミングのメリット

エンバーミングは、腐敗などから遺体を護ると同時に、遺体の損傷やダメージを修復し生前と変わらない故人の姿にする科学的な技術です。そこには次のようなメリットがあります。

○ 遺体を感染症の温床にしなくて済む

 遺族だけでなく、遺体に触れる機会がある葬儀関係者のすべてを護ることになります。

○ きれいな遺体は遺族の悲しみの緩和(グリーフケア)に役立つ

 葬送のあり方が多様化してきている現代では、生前のような姿の故人とお別れをしたい、という人も増えています。その希望に沿うことができます。

○ 死亡時に遺族が海外に滞在中、火葬場に空きがないなどの理由で直ぐに火葬できない場合に遺体を保存できる

 例えば、いま現在のコロナ禍であれば、家族が亡くなった場合でも直ぐに帰国できないかもしれません。また、帰国しても待機期間が設けられることもあります。このような状況下でも遺体を長期間保存しておくことが可能になります。また、首都圏では火葬場不足が深刻な問題となっており、遺体ホテルのような長期間遺体を預かるサービスも登場しています。遺体ホテルに預ける場合も、エンバーミングを施すことが必要となってくるでしょう。

「ごじょクル」のエンバーミング

エンバーミングのデメリット

何事にもメリットだけではなく、デメリットも存在します。エンバーミングの主なデメリットとしては次のようなものをあげることができます。

○ 死を自然に受け止める日本人の死生観に合わないため、親族などから異論が出るかもしれない。

 まだ日本の慣習・文化として定着したわけではありません。エンバーミングを施す場合は、親族ともしっかりと話し合いをして、合意を得ることが大切です。

○ エンバーミングの費用が葬儀費用に加算される

 直ぐに火葬できないため遺体を長期間保存しなければいけない場合にエンバーミングを施さないとしたら、ドライアイスを大量に使用することになります。この時は、ドライアイスの費用とエンバーミングの費用はあまり変わらない可能性があります。長期間保存の必要ない場合は、単純にエンバーミング費用の分葬儀費用が増えることになります。

○ たとえ小さな切開とはいえ遺体に傷をつけることになる

 熟練のエンバーマーであれば、ほとんど気が付かいない程度の傷で済むようですが、遺族の心象としては気になることです。このことも遺族だけではなく、親族からも合意を得ることが賢明だと思います。

○ 施術中の遺体は遺族が見ることができない

 当たり前のことですが、その間は遺族の元を離れることになります。亡くなった故人の元をひと時も離れたくないという遺族には辛いかもしれません。

「ごじょクル」のエンバーミング

 

ここであげたメリット、デメリットは、日本国内で葬儀を行う場合にエンバーミングを施すかどうか検討するための材料です。それとは別に、グローバル化がもたらしている日本国内における外国人の増加は、日本人の死生観と異なる外国人の葬儀に対応できること、また外国人の遺体を故国に搬送できること、というメリットが存在します。そして、日本でエンバーミングの技術を確立し高めていくことは、グローバル化の中では必須なのかもしれません。