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【埼玉の互助会で加入するならどこ?】埼玉の葬儀の特徴や費用についても紹介

記事公開日:2022.11.09/最終更新日:2023.07.27

セルモの互助会を運営する会社とは

東京に隣接し首都圏を構成する埼玉県は、人口は全国第5位の「730万人」で、東京のベッドタウンでありながら、大宮や浦和といった大きな都市を抱えています。

 

東京の文化の影響を受けていることもあり、葬儀にかける費用も高めで全国4位の「172万円」でした。

 

埼玉県で事業展開している互助会の中で「代表的なものはこちらの3つ」です。

 

  • アルファクラブ武蔵野
  • 株式会社ごじょいる
  • セレモニー

 

それぞれ多くの会員を集め、自前の施設を中心に地域に密着した事業を行っています。

 

葬儀規模は東京や他のエリアと同様に小規模化し、家族葬を中心とした少人数で執り行う葬儀スタイルが主流になってきています。

 

互助会に加入し月々わずかな積み立てを続けることで、将来の冠婚葬祭の出費に備えることができ、精神的な安心感が得られることは「大きなメリット」です。

 

ただし、互助会の積立金だけで葬儀にかかる全ての費用がカバーできないこと、解約には手数料が必要なこと、プランの種類が限られていること等、互助会の特徴を理解したうえで加入する必要があります

 

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埼玉の互助会

埼玉の互助会
 
埼玉県に拠点を構える「代表的な3つの互助会」を紹介しましょう。

 

アルファクラブ武蔵野

 
アルファクラブ武蔵野

1962年(昭和37年)埼玉県川口市に個人経営の葬儀社「さがみ典礼」を発足し、冠婚葬祭互助会へと発展させ、着実に事業を拡大していきました。

 

埼玉県内を中心に結婚式場9施設・葬祭式場69施設(2020年4月末現在)を保有しています。

 

グループ全体の従業員数は「約1000名」という、非常に大きな組織となっています。

 

会員向けにアルファクラブカードを発行し、様々なお店やサービスの割引特典を受けることができます。

 

株式会社ごじょいる

 
株式会社ごじょいる

1973年(昭和48年)東京都豊島区に「株式会社互助センター友の会」として創業されました。

 

令和3年現在の、会員数は「56万3000口」、挙式組数464件」、葬儀件数は「4728件」です。

 

東京・山梨・長野・埼玉に営業エリアを拡大し、全56カ所の施設を保有しており、会員はお得な料金で利用することができます。

 

葬儀・結婚式の他に法要七五三成人式のためのプランも用意されています。

 

セレモニー

 
セレモニー

1964年(昭和39年)「埼玉県新生活互助会」として活動を開始しその後1979年(昭和54年)に「株式会社セレモニー」と社名を変更しました。

 

埼玉県内を中心に営業拠点を展開し、現在埼玉県内10か所、東京都内1か所の営業所で事業活動をしています。

 

直営斎場として「コスミック大宮」「大宮ホール」「上尾ホール」「蕨ホール」を保有し、グループ会社として21ヵ所の斎場、2つの結婚式場、3つの飲食店を運営しています。

 

令和3年度の会員口数は「約16万口」、預り金は「約140億円」になっています。

 

関連事業として、貸衣装や介護事業を運営しており、会員は割引サービスを受けることができます。

 

埼玉の葬儀時事情

埼玉の葬儀時事情
 
埼玉県の葬儀にはどういった特徴があるのか、葬儀にかける費用や県内の代表的な斎場を併せてご紹介します。

 

特徴

 
特徴

前火葬

告別式が行われた後に火葬を行う「後火葬」が一般的ですが、川越市では告別式の前に出棺と火葬を行う「前火葬」が多いようです。

 

そのため、最後のお別れはお通夜という事になります。

 

参列する際には確認しておいたほうがいいでしょう。

 

紅白の水引

他の地域ではあまり見ることはありませんが、秩父地域にはお通夜に持参する香典に「紅白の水引」を掛けた香典袋を使うことがあります。

 

秩父では「入院中のお見舞いの気持ち」という故人への感謝の意味を込めて、このようにしているようです。

 

金剛杖

埼玉県北部の一部地域では、葬儀の際、「金剛杖」という杖が参列者全員に配られ、この杖を手に参列することになります。

 

参列者が死装束の一部を身に着けて故人を送る風習によるものです。

 

費用

 
費用

2017年一般財団法人 日本消費者協会「第11回 葬儀についてのアンケート調査」によると埼玉県の葬儀にかける費用の平均額は「172万4081円」で全国4位でした。

 

首都圏は土地代や人件費の高さから、全体的に葬儀費用は高めになる傾向にあります。

 

かつては、埼玉県でも多くの人が参列する大規模な葬儀が主流でしたが、近年では家族や限られた身内の人間だけで行う家族葬が中心となり、葬儀にかける費用は年々低下しています。

 

冠婚葬祭に対する考え方も時代と共に変化し、直葬など非常に簡素な葬儀を選ぶケースも増えていることから、今後も低下傾向は続くものを思われます。

 

斎場

 
斎場

大宮聖苑

大宮聖苑は、「埼玉県さいたま市が運営する公営施設」のため、居住者は充実した設備を低料金で利用することができます。

 

また犬や猫などのペット専用の火葬炉を備えており、飼い主がさいたま市民であれば利用が可能です。

 

周囲を自然に囲まれた静かな場所にあり、場内は広くゆったりとした造りになっています。

 

葬儀式場はないため、別の式場で告別式を行った後、こちらに移動して火葬することになります。

 

浦和斎場

浦和斎場は「さいたま市営の火葬場併設」の斎場です。

 

葬儀、告別式、火葬そして初七日のご法要まで1ヶ所で行うことができます。

 

移動する必要がなく、参列者の負担も少なく済みます。

 

秋ヶ瀬公園に隣接していて非常に自然豊かな環境にあるため、心静かに故人を送ることができると評判です。

 

三郷市斎場

三郷中央駅からタクシー8分と非常にアクセスがよく、設備も整っています。

 

「三郷市営」の斎場で三郷市民は割引料金で利用することが可能です。

 

火葬場と葬儀式場が併設されているので、移動の必要がなく便利です。

 

互助会の組織とは

互助会の組織とは
 
互助会とはどのような組織なのか、その歴史や仕組み、全国的な互助会の組織についても併せてご紹介します。

 

互助会の仕組みや組織については、こちらの記事も参考になると思います。

 

ぜひご覧ください。

 

>>【互助会とは?】互助会の仕組みや選び方、加入方法について解説

 

互助会の歴史

 
互助会の歴史

互助会の誕生は1948年のことです。

 

終戦から復興に向かおうとする頃ですが、庶民にはまだまだ物資が行きわたらない中で、なんとか家族や身内の冠婚葬祭はやってあげたいという想いから、少額の積立金でお互いに助け合う組織を立ち上げる動きにつながりました。

 

日本経済が大きく成長するに合わせて、互助会の会員も数を伸ばしていきました。

 

高度成長時代には、多くの若者が都市部に集まり働くようになった頃には結婚需要が高まり、結婚式に備える若い会員が集まりました。

 

少子高齢化が進むにつれて、結婚式から葬儀にニーズがシフトし、互助会の事業も「葬儀」が大きな柱となっていきました。

 

互助会の仕組み

 
互助会の仕組み

互助会の仕組みは「相互扶助」を基本的な考え方に、会員同士がお互いに助け合いの精神で運営されています。

 

互助会に加入した会員は少額の積立を「5年~10年」という長期間続けます。

 

互助会ではこうした会員を多く集めることでまとまった資金を作り、そのお金を使って自前の施設を建設し、設備を揃えていきました。

 

会員は、冠婚葬祭の式の際には積立金を使って執り行います

 

プランは会員向けに割引されており、式場利用料なども保有施設を利用することで安くしてもらうことができます。

 

互助会では冠婚葬祭にかかわる様々な事業を展開していることが多く、食事や貸衣装、写真撮影、旅行、法要といったサービスを会員特典で安く提供しています。

 

全国的な互助会組織

 
全国的な互助会組織

日本全国に互助会の組織は約250あり、それぞれが独立して運営されています。

 

会員数の総数は「2240万人」、積立金の総額は「2兆5000億円」にも上り、年間に執り行われる葬儀のうち、約2割は互助会が運営して行っているものです。

 

戦後復興から日本の経済が大きく成長する頃には、互助会の会員が大幅に増えていきそうした状況に対応して新たな互助会が次々に創設されていきました。

 

その中には、ずさんな経営で破綻に追い込まれることもあり、積立金も返金されないといったことが発生していました。

 

このままでは互助会業界の未来が危ういと感じて、しっかりとした経営体制とルールの構築をしていくため互助会の業界団体を立ち上げるように進めていくことになりました。

 

経済産業省の管轄下に創設された「一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会」には全国208の互助会組織が参加しています。

 

統一ルールが構築され、互助会同士の連携ができたことで、移転先にある互助会に積立金を引き継ぐことができるようになりました。

 

また万が一互助会が経営破綻に陥った場合にも、半額は必ず返金される仕組みとなっています。

 

埼玉で互助会に加入するメリット・デメリット

埼玉で互助会に加入するメリット・デメリット
 
埼玉で互助会に加入するとどういった「メリット・デメリット」があるでしょうか。

 

メリット

 
メリット

互助会に加入し月々わずかな積立を続けるだけで将来の冠婚葬祭に備えることができ、「大きな安心感を得る」ことができます。

 

万が一の場合にも、相談先が決まっているので、慌てずにすみます。

 

また、会員特典として、互助会が保有する施設を割引料金で利用できたり、互助会の関連企業や提携しているお店の商品やサービスが安くなるメリットがあります。

 

デメリット

 
デメリット

互助会に加入し積み立てたお金は、預金のように自由に引き出すことはできません。

 

冠婚葬祭のプラン以外に使うことができないため、自由度が低くなります。

 

互助会のプランは種類が限られていることが多く、自分が望む形態で式が行えない可能性があります。

 

その他にも、解約には手数料がかかることや、積立金で式典にかかる費用の一部しかカバーできないこと等の事情をよく分かったうえで加入しないと、後悔することになるかもしれません。

 

互助会の加入で注意すべきこと

互助会の加入で注意すべきこと
 
互助会に加入する際には、どのようなことを注意しておけばいいでしょうか。

 

事前に確認しておくべきことを解説します。

 

互助会の積立金は葬儀費用の全額を賄えない

 
互助会の積立金は葬儀費用の全額を賄えない

互助会に加入し、毎月少額の積立を続けていくことで、将来の冠婚葬祭の出費に備えることができるというのがメリットではあります。

 

しかしこの積立金だけでは、葬儀費用の全額をカバーすることはできない、ということは知っておいたほうがいいでしょう。

 

互助会の積立金は、完納すると「30万円~50万円」になりますが、この金額は基本的な装具や式運営のサービスに限られています。

 

式場利用料、飲食代、返礼品代、宗教者への謝礼、火葬代は別途必要になります。

 

参列者数によって変動はありますが、「100万円~150万円程度」のお金は用意しておいたほうがいいでしょう。

 

解約には手数料が必要

 
解約には手数料が必要

定期預金や保険の解約には手数料がかからないのが通常ですが、互助会の積立金の解約には「10%~15%の手数料」がかかるので注意が必要です。

 

以前はしっかりとしたルールもなく、25%以上の法外な手数料をとっていた互助会もありましたが、現在では業界団体で統一のルールが設けられています。

 

経営破綻の可能性もありうる

 
経営破綻の可能性もありうる

かつて互助会の会員数がどんどん増えていた時代には、そこに目をつけた企業が互助会を次々に立ち上げていきました。

 

中には経営破綻に追い込まれた互助会もいくつか出たようです。

 

互助会は公共団体ではないため、経営がうまくいかなければ破綻する可能性があります。

 

現在では積立金の半額は保全する仕組みができていて、会員の財産をある程度守る仕組みはできています

 

互助会の選び方

互助会の選び方
 
互助会に加入を考えている場合には、どのように選べばいいでしょうか。

 

互助会の選び方を確認しておきましょう。

 

情報収集

 
情報収集

まずは、情報収集から始めましょう。

 

現在ではどの互助会も「ウェブサイト」を公開していますので、そこで情報を集めていきます。

 

その中で興味があるものがあれば、資料請求をしてさらに詳しい情報を集めましょう

 

不明点があれば、遠慮せず納得するまで問合せし確認しておきましょう。

 

自宅近くの互助会

 
自宅近くの互助会

互助会に加入して実際に葬儀や結婚式を執り行うことになると頻繁に打合せをする必要があります。

 

互助会の事務所が自宅から遠く離れた地域にあるようだと打合せの機会を作るのが難しくなります。

 

できれば自宅近くの互助会を選ぶようにする方がいいでしょう。

 

経営状態をチェック

 
経営状態をチェック

互助会の積立は「5年~10年」の長期間続き、葬儀はいつになるか分からないため、お金を何十年も預けたままということになります。

 

万が一、互助会が破綻した場合には半額は返金される仕組みはできていますが、半分は戻ってこないことになります。

 

口コミ」など「ネットの情報」を集めて経営状態を確認しておくと安心できます。

 

【埼玉の互助会で加入するならどこ?】埼玉の葬儀の特徴や費用についても紹介 まとめ

埼玉県は東京に隣接しており、東京のベッドタウンとしてのイメージがあります。

 

葬儀費用も東京同様に高いのですが、葬儀の小規模化に伴い年々低価格化が進んでいます

 

互助会でもこうした社会変化に対応しプランを用意するようになってきています。

 

互助会加入に興味がある方は、情報を収集し自分の納得するまで確認してから加入するようおすすめします。

 

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