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お通夜、お葬式に行けないときの対処方法

記事公開日:2017.03.16/最終更新日:2023.03.28

不幸は突然訪れます。親しい人、お世話になった人、親族などの訃報に接して、悲しみにひたる間もなく、お通夜やお葬式の案内がなされます。直接会葬してお別れを告げたい、その想いとは別に、どうしても訪れることができない事情を抱える人も数多くいます。そんなときにどう対処すれば良いのか整理してみましょう。

 

弔電を打つ

お通夜にも、お葬式にも会葬できないときに、故人の冥福を祈る気持ちを伝えるために送るのが弔電です。訃報を受けて、やむを得ずお通夜もお葬式にも会葬できないことがはっきりしたらすぐに弔電の準備をしましょう。弔電を打つためには、次の事項を確認することが必要です。

  1. お通夜、お葬式の日時と場所
  2. 喪主の名前と故人との続柄

弔電はできる限り早く、どんなに遅くてもお葬式の前日までには届くようにしてください。送り先は、お通夜やお葬式が行われる会場です。宛先は喪主のフルネームとするのが正式ですが、フルネームが分からないときには、次のようにします。

例)「○○○○様ご遺族様」「○○○○様遺族ご一同様」

弔電を電話で受け付けるサービスは次のとおり。

  • NTTの全国共通の弔電受付 115
  • 日本郵便のレタックスコールセンター 0120-953953

インターネットで受け付けるサービスは次のとおりです。



 

供花をおくる

お通夜・お葬式ともに会葬できなときに、弔電とは別に供花をおくることができます。おくり方は次のとおりです。

  • 葬儀会場に連絡をして葬儀社を確認する
  • 葬儀社に連絡をとり、供花を依頼する

喪家お葬式の準備で大忙しですので、直接問い合わせるのは控えましょう。なお、葬儀場によっては指定生花店からの供花しか受け付けないところがありますので、葬儀場ないし葬儀社経由で依頼するのが無難です。おくった供花にはおくり主の名前が入った木札が添えられます。

なお会社など法人として送る場合には、法人名と代表者名(会社であれば代表取締役)が木札に明記されます。供花はお通夜の日の午前中までに、お葬式の前日までに供えられている必要がありますので、届ける日の当日ではなく前日までに注文するように心がけましょう。

 

お香典を郵送する

弔電を打ったうえで、不祝儀袋にお香典を包んで現金書留で送るようにしましょう。身近なところに会葬する人がいる場合に、お香典を預けるという方法は、喪家に対して失礼にあたるという説があります。ですので、郵送という方法をとるのが無難だと思います。

なお、お香典の相場は次のとおりです。(必ず会葬すべきものと考えられる直系親族は除いています)

亡くなった方 ご自分の年齢
20代 30代 40代以上
伯(叔)父、伯(叔)母 10,000 10,000~20,000 20,000~30,000
その他の親族 3,000~5,000 5,000~10,000 5,000~20,000
勤務先の社員(上司・同僚) 5,000~10,000 5,000~10,000 10,000~
勤務先社員の家族 3,000~5,000 3,000~5,000 5,000~10,000
仕事関係 3,000~5,000 5,000~10,000 5,000~10,000
友人 5,000~10,000 10,000~30,000 10,000~30,000
友人家族 3,000~5,000 5,000~10,000 5,000~10,000
恩師 3,000~5,000 5,000~10,000 10,000~
その他の知人 3,000~5,000 5,000~10,000 5,000~10,000
隣近所 3,000 30,000~5,000 5,000~10,000

 

後日改めてお参りに行きましょう

お通夜やお葬式に会葬できなかった場合は、日を改めてご自宅にお参りに行きましょう。ご遺族の予定もあるので必ず事前に訪れることを連絡して、都合の良い日を教えてもらい、その中から選んだ訪問する日時を伝えてください。ご自宅でのお参りが済んだ後に、もしもお墓への埋葬が済んでいるのであれば、お墓にお参りをすることもお勧めします。