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これだけは気をつけましょう【葬儀・通夜におけるNG】

記事公開日:2019.08.19/最終更新日:2023.04.04

これまでも、通夜や葬儀に関するマナーを書き記していますが、今回は是非とも気をつけていただきたいNGに絞ってまとめてみました。

訃報を聞いた後のNG行動

全てに共通することは、家族を亡くし悲しんでいる上に通夜や葬儀の準備に追われているご遺族のことを第一に考えてほしいということです。

・深夜の弔問

・電話をかける

・弔問に訪れた場合に長居をする

通夜の場でのNG行動

・小さな子どもを連れて行く(葬儀も共通です)

通夜や葬儀は厳粛な場です。直系の親族でない場合は連れていかないのが賢明でしょう。

・通夜ぶるまいを辞退する(葬儀後の会食も同様です)

東京中心に関東圏では、通夜、葬儀ともに全ての会葬者が会食の席に案内されることが多いです。故人に対する供養の意味合いがありますので、忙しい場合であっても料理に箸をつけ一口だけでも飲み物に口をつけるようにしてください。

香典に新札はNG?

 香典に新札を包むことは、予め準備していた(つまり不幸を予想していた)とみなされるからNGであるという、と古くからの慣習があります。しかし現代はキャッシュレス社会に向かおうとし、銀行のATMからは新札が当たり前のように出てくる時代です。新札はNGとあまり神経質になる必要はないと筆者は考えています。どうしても気になる場合は、新札に折り目をつければ全く問題ないでしょう。

 

葬儀の場でのNG行動

・葬儀開始時間に遅れて到着する

これは若干難しい面があります。最近は少なくなりましたが、葬儀会場に着席することなく、会場入口に設けられた焼香台で焼香だけ済ませる一般会葬者の場合は、焼香ができる時間内に到着できれば問題ないでしょう。ただし、受付をしている人も焼香をするので少なくとも受付の人が残っている時間には着くようにしましょう。つまり許されるのは若干の遅れということになりますね。一方で葬儀会場に着席する間柄である場合には、開始時間前に到着しているように心がけましょう。万が一遅れた場合でも、読経中の着席は極力避けてください。

・故人が亡くなった経緯を聞く

葬儀の場で遺族には弔意を示す簡潔な言葉をかけるだけで、死因を聞くとはもちろん遺族と長話をすることも慎みましょう。

・知人と無駄話をする

たとえ葬儀の場に知人がいたとしても、話しかけて故人と関係のない私的な話をすることは厳に謹んでください。

NGな服装

通夜や葬儀における服装マナー(理想)は以前の記事でもご説明していますが、ここでは絶対に避けたいNGな服装をピックアップします。

・派手な装い(黒、グレーのモノトーン系以外。柄物系など。服やハンカチなど全てにおいて)

・光沢感ある素材(服、小物、靴など全て)

・革製品

・結婚指輪以外のアクセサリー(パールのネックレスは失礼にあたらないとされています)