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エンバーミングにかかる費用

記事公開日:2021.04.07/最終更新日:2023.05.10

腐敗などから遺体を護ると同時に、遺体の損傷やダメージを修復し生前と変わらない故人の姿にするエンバーミングが近年日本でも増えています。今回はその費用に絞って少し調べてみます。

エンバーミングとは何か(新しい葬送技術を知ろう)

基本料金は全国一律

日本で唯一のエンバーミングに関する団体である一般社団法人日本遺体衛生保全協会(IFSA)が次の基本料金を定めています。日本でエンバーミングを施すエンバーマーはIFSAが認定する資格を有している場合がほとんどです。また、日本で施すエンバーミングはIFSAが定める基準に適合することが求められて(日本にはエンバーミングに関する法律は存在しませんが、国はIFSAの基準に則ったエンバーミングは違法ではないとしています)いるので、全国どこでエンバーミングを施しても費用は大きくは変わりません。

【基本料金】

○ 15万円から25万円

【料金に含まれる内容】

○ エンバーミングの施術

○ 着付け

○ 化粧

○ 納棺

【葬儀社により異なる料金】

次の費用は葬儀社によって基本料金に含めているところと、オプションとしているところがありますので、事前に確認してください。

○ 自宅(または病院)と施術する施設間の搬送

○ 軽度なケガや損傷の修復

【基本料金に含まれないことが多いもの】

次の費用は、オプション費用となっていて、基本料金に含まない葬儀社が一般的です。

○ 事故などによる損壊の大きなカ所の修復

○ 衣装類

○ ドライアイス(施術始めるまでの保護が必要な場合)

「ごじょクル」のエンバーミング

遺体の海外搬送にはエンバーミングが必要

外国人が亡くなり遺体を故国に搬送する必要が生じた場合はエンバーミングを施すことが必須条件となっています。その場合は、エンバーミングの費用のほかに海外への遺体搬送費が発生します。遺体の搬送費は、搬送先また事業社により異なる搬送方法により大きく異なり70万円くらいから、となっているようです。その費用に含まれるものも事業社により異なりますが、遺体を海外に搬送するため必要な費用には次のようなものになります。

○ 搬送費(空港・港までの搬送、故国までの搬送)

○ 棺代

○ 梱包費

○ 出国までの安置費

○ 各種書類作成費(死亡診断書英訳、梱包証明書、防腐証明書など)

○ 通関費

○ 大使館、領事館等への手続き代行費

「ごじょクル」のエンバーミング