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VR エンディングノート ?「終活もテクノロジー」の時代が来るのでしょうか?

2020年05月31日

また目新しい単語を見つけてしまいました。それは「VRエンディングノート」! 終活はブームという段階を既に終えて、私たちにとり身近で当たり前の行為になりつつあります。超高齢化社会と多死社会をこれから迎えようとしている日本の現在の状況で、終活は社会課題を解決する手法の1つでもあり、数多くの事業者が終活に関連する書籍を発行したり、新しいサービスを立ち上げたりしています。そして今後は、新しい技術とむすびついていく、という想像はできましたが、VR(仮想現実)ときました。実に興味深い話題なのですが、まだ全容は掴みきれていないので、まずは速報版としてお伝えします。

VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)を簡単にご説明

まず、VRについておさらいをしておきましょう。VR(バーチャル・リアリティ、仮想現実)とは、実物(現実)と同じであるかのような環境を、デジタル技術を活用してユーザの五感を刺激することで創り出す技術のことです。CGを活用して作られた自分の周囲360°の3G映像の中に、専用のヘッドセットを装着することで自らが入り込み、その世界(場面)の中にあたかも自分が存在しているかのような感覚の中で行動することができる、簡単に言うとこんな感じです。

技術的な話は、筆者はできません(ごめんなさい)。現在の状況を簡単にご説明すると、一般(民間)ではゲームやアミューズメントの世界が主流となっているほか、建築する建物や空間の完成後イメージを単なる3Gではなくよりリアルに見せるプロモーション(プロポーザル)などに活用されています。

VRを活用した霊園のプロモーションが先行

VRを活用した終活ということでは、埼玉県所沢市の西武霊園において、墓や霊園の完成後イメージを高精細のVRを活用して、購入を検討しているユーザに見せるプロモーション「VR終活」があります。このサービスは、ガーデニング霊園を展開する㈱ココ・プランニング(東京都/代表取締役社長中本大資)と、新築住宅のVR内覧会で実績のある㈱ジブンハウス(東京都/代表内堀雄平)のコラボレーションによるプロモーションの手法です。墓所は造成される前に販売が開始されます。写真だけでは完成後のイメージが伝わらない墓地や霊園の完成後をVRを使い、購入を検討している人に見せることで、墓所の販売成約に結びつけているのだそうです。確かに、霊園=空間であり、墓=住宅とも言えますので、VRとの親和性は高いと思います。

さて、VRエンディングノートを想像してみると

VRエンディングノートは、終活に関する相談や、終活セミナーを開催している、終活水先案内人ココロノテ(福島県/代表遠藤かおり)がリリースしたサービスです。5月30日には、福島県白河市でセミナーも開催されています。セミナーの概要には次のような記載がありました。

 『新たな映像の世界(仮想現実)でリアルな映像でご自分の想い、

  伝えたい感謝、言葉などを映像にして家族に伝えると存在感が感じられます。

  エンディングノートだと文章にするのが難しい、文字が汚いから嫌だ

  などで書けないそんな方のために新しい終活としてVRエンディングノート』

今のところ、情報はこれだけです。ここから、VRエンディングノートとはどのようなものか想像してみたいと思います。それはズバリ!今でも葬儀で流されることがある、「故人が家族や知人等メッセージを伝えるために生前に撮影をして編集を施した動画(メモリアルビデオとも言うみたいです)」のVR版だと思います。

でも、これだけならVRで創る、VRで見る必然性をあまり感じられないので、もっと別のギミックがあるかもしれません。続報を期待したいです。

 

VRという言葉が普及を始めたのは、もう4年くらい前です。日本でも2016年がVR元年と言われ、VRゲームのリリースもニュースになっていましたが、実はブームにすらなっていないのが現状です。その理由はVRヘッドセットが高額なことと、VRの映像による健康リスクだと言われています。そのため、現在でも西武霊園の活用方法のようにビジネスユースがほとんどです。VRエンディングノートがVRの普及に一役買うということは、申し訳ないのですが考えにくいです。ちょっと早すぎるかな、これが筆者の正直な感想ではあります。