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さいたま市営霊園で樹林型墓地の募集が開始

2019年05月20日

さいたま市が運営する市営の霊園である「思い出の里市営霊園」に、樹林型の合葬墓地が2019年5月末にも完成し、利用の申込みを9月から開始するとの報道発表がありました。

 

樹林墓地と樹木葬は同じ

 今回のさいたま市の発表では樹木型墓地という言葉が使用されています。また、東京都で初めて公営霊園に自然葬の区域を設けた小平霊園でも樹林墓地と表現しています。この樹林墓地と最近人気を集めている樹木葬には何か違いがあるのでしょうか。調べてみると、次のように違いを説明しているところも見かけます。

樹木葬:1本の樹につき1体の遺骨

樹林墓地:複数のシンボルツリーの下に合葬

 これはおそらく「木」と「林」の文字から発想したんだろうなと思います。日本に初めて人用の樹木葬が登場したのは1999年に岩手県一関市の祥雲寺が申請し許可された民間霊園「樹木葬公園墓地」といわれています。平成に入ってからのことで、まだ20年足らずしか経っていません。歴史も浅く言葉として明確な定義はなされてないと考えています。そもそも明確に定義しなければならないものでもないですし。筆者は樹林墓地も樹木葬も全く同一のものだと考えています。1つだけ敢えて違いを設けるとしたら、樹木葬とは樹木の下に遺骨を埋葬する葬儀方法で、樹林(型)墓地とは樹木(自然)葬を行う墓所のこと、で良いのではないかと思います。

広大な敷地の思い出の里市営霊園

 思い出の里市営霊園は、さいたま市見沼区にあります。周囲には田園地帯と武蔵野の面影が残る緑に囲まれた自然環境豊かな場所にあります。27ヘクタールという広大な霊園内には、クラ・ケヤキ・ハナミズキなど3,000本を超える木々が植えられ四季折々の風景が楽しめるため、公園として散策にも絶好の場所ともなっているようです。大宮駅からバスに乗って向大谷という停留所で下車すれば徒歩5分と交通の便も良いですね。

さいたま市でも墓地不足

 これだけ広大な霊園ですが、2012年いっぱいで新規募集は終了していました。一方で東京都のベッドタウンとして人口の増加と、市民の高齢化による墓地需要の増加が見込まれるために、2017年に「さいたま市思い出の里市営霊園再整備基本計画」を策定。今回の樹林型合葬式墓地は、この基本計画に沿って造られたものです。報道発表によると、最終的には16,000体の収骨ができるように合計40基のカロート(遺骨を納める場所のこと)が設置され、その墓所の上に、ヤマボウシ、コブシ、ハナミズキと3本のシンボルツリーが植えられた設備となるようです。一般募集は2019年9月から開始で、募集数は500。利用開始は2020年3月ころとされています。今回の募集は500体だけなので、毎年少しずつ募集していくのでしょうね。なお、誠に残念ではありますが市営霊園なので利用できるのはさいたま市民に限定されています。首都圏含め全国の他の自治体でも、このような墓所の整備を積極的にすすめてほしいものです。

 

なお、お問い合わせ先は次のとおりです。

思い出の里市営霊園管理事務所

電話:048-686-3499