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葬儀場・斎場の内覧会・見学会でチェックすべきこととは?

記事公開日:2017.01.28/最終更新日:2023.04.12

高齢化社会の到来、それは亡くなる方の数も増えてくるということにほかなりません。

10年前にJETRO(日本貿易新興機構)の調査*1では葬祭業の市場規模は1兆円を超えるという結果も出ています。いまではもっと拡大していることでしょう。それは葬祭業界に参入する企業も増え競争が激しくなっていることだと推測ができます。

一昔前は、お葬式に関わる広告を目にすることは少なかったのですが、最近では新聞の折り込みチラシやインターネットで、斎場や葬儀会社の広告を数多く見かけるようになってきました。

総務省の調査*2では、葬祭業の広告に誇大広告や、不透明な価格設定などの問題点も指摘されています。わたしたち消費者は何を拠り所にすれば良いのでしょうか。そのひとつとして考えられるのが、葬儀会社が開催する「内覧会(見学会)」です。そのほとんどが無料で見ることができるようです。実際にお葬式を行う会場を見学することで、会社や担当者の人となりも分かるでしょうし、疑問があったらその場で確認することもできます。

*1:産業レポート「日本の葬祭業の動向(2006年2月)」

*2:「葬祭業の取引の適正化に関する調査の結果」

 

葬儀場の内覧会に参加するには?

内覧会とは、葬儀会社が運営する斎場(お葬式の会場)を無料で見学させてくれる会のことです。その内容は、主催する葬儀会社によってさまざまですが、施設の設備や広さ、空気感など全体の雰囲気を感じとることができます。また、お斎(精進上げ)の料理を試食できる会もあります。見学後には、仏事の相談や生前見積もりを受け付けているところもあります。

内覧会を頻繁に開催している葬儀会社も多く、新聞の折り込みチラシやインターネットで、近くの葬儀会社が開催する内覧会を見つけたら、簡単に申し込むことができます。

 

内覧会のチェックポイント

内覧会でしっかりと問題意識をもって、知りたいこと、確かめたいことを事前に準備してでかけましょう。とくに次の点には注意してください。

式場内 ・広さ

・明るさ

・映像、音響設備

祭壇、お棺、供花 ・展示物の品質と価格

・価格表の種類と価格

控室 ・お通夜から翌日にかけてお場合に仮眠が可能か

・シャワーやトイレが清潔か

・セキュリティは万全か

料理、返礼品 ・種類、価格
スタッフの対応 ・親身になって対応してくれそうか
その他 ・駐車場の有無、駐車可能台数

・送迎バスの有無

 

内覧会で最も重要なのは、チェックポイントにも「スタッフの対応」がありますが、その葬儀会社が信頼できるかどうか、だと思います。大切な人を見送るお葬式です。安心して任せることができるかどうか、それをしっかりと見極めたいものですね。