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若い人にこそ知って欲しい「死に備える」ということ

2017年03月12日

 2017年2月8日に人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」の松野莉奈さんが突然亡くなられるという大変痛ましいできごとは、まだ記憶に新しいことと思います。松野さんは前日まで元気にSNSにも投稿されていたようですので、誰も予期することができないご逝去となってしまいました。筆者も前日までは元気だった義理の兄が、夜突然苦しみだし明け方に亡くなるという経験をしています。死因は「播種性(はしゅせい)血管内凝固症候群」と診断されました。当時まだ40歳になる手前の働き盛りでした。

近年は高齢者だけでなく若年層の突然死が増えているといわれています。本当に最近増えているのか、また原因は何なのかは分かりかねますが、自分や身の回りにも突然起きても決しておかしくはないことだということは理解できます。そのときのために何か備えておくことができるのか、考えてみたいと思います。

 

エンディングノートを活用してみる

2011年の流行語大賞にノミネートされるなど「エンディングノート」は世間一般に広く認知されています。2011年は東日本大震災が発生しました。突然発生した大災害では多くの方が亡くなり、多くの日本人が「死」を身近なものに感じるようになりました。

そして若い世代を中心にエンディングノートを書き記す人が増え始めたようです。病気だけでなく現代は自分の身にいつ何時、災いが降りかかるか分からない時代です。そんなときに遺した家族に伝え残す、そんな「備え」の役割をエンディングノートは持っているようです。

 

エンディングノートに記すべき基本情報

エンディングノートは市販もされていますし、インターネットで検索すると無料でダウンロードできるエンディングノートも数多く見つけることができます。それらに記載されている項目や設問を埋めていくことで、必要なことを書き記せるようになっています。どんな情報を残しておけばいいのか、例をあげてみましょう。

預貯金、有価証券などの金融資産

どこの金融機関の、どの口座に預けているのか。

 

その他の財産

ブランド品や高額品などの保管場所とその価値。美術品や趣味に関わるものは、家族でも価値が分からないものが多々あります。

 

所有物の保管場所と希望する処分方法

財産とまではいえない物でも、家族はその処分に頭を悩ませます。またトランクルームや貸倉庫に預けているものがあって家族が気づかなければ、死後も保管料金がかかってしまうことになります。

 

借金、貸金

お金を借りているなら、どこからいくら借りているのか定期的に更新が必要ですね。またどこかにお金を貸しているなら、借用証も添付しましょう(写しを添えて原本の保管場所を明記するでもいいでしょう)

 

保険

保険会社、保険の種類、内容、保険証券の保管場所

 

口座引き落とし

どの銀行口座から何を引き落としているのか

 

クレジットカード

所有しているクレジットカートの種類と保管場所

 

スマートフォン(携帯電話)、パソコン関係

ログインIDとパスワード。自分が死んだあとに見られて恥ずかしいものは、極力パソコンのハードディスクには保存しないことが賢明です。

 

SNSや会員登録しているWebサービス

ログインIDとパスワード。SNSやブログは、自分が死んだ後どうしてほしいかも書いておきましょう。

 

友人、知人のリスト

家族もそのすべてを知ってはいません。また、スマートフォンなどに登録されている人のすべてが該当するわけではないでしょうし、登録していない人もあるでしょう。何かあったときに連絡してほしい人の一覧は必要です。

 

基本情報以外に残すこと

 上記は事務的、実務的な情報が中心です。それら以外に家族に残すべきこととして次のことが考えられます。

・自分が意思疎通能力を失ったときに延命措置を望むか否か

・お葬式やお墓に関する希望

そして、最も大切なことは、家族やお世話になった人への感謝の気持ちです。日々忙しく過ごす中で、このようなことを考え整理する時間をとることは難しいかもしれませんが、なんとか時間を生み出して、自分に何かあったときの「備え」をすることはとても重要なことだと思います。

 

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