今日は終活に関する書籍をご紹介します。日本で最初に脳波の「アルファ波」を3種類に分け、ファストα波、ミッドα波、スローα波の質的な違いを提唱した、工学博士志賀一雅氏の著作です。
書籍名称:終活のためのメンタルトレーニング(CDブック)
発行元:エコー出版
価格:1,620円(税込)
販売店:全国の書店、インターネットストア
書籍の概要
脳波研究に基づくニューロフィードバック装置の開発と、脳波を指標としたメンタルトレーニングを長年にわたり研究してきた志賀博士は、2015年に大腸がんのステージ3という診断を受け、医師から余命6カ月と宣告をされました。しかし博士は、ご自身の研究テーマだったメンタルトレーニングを実践することで、大腸がんを克服することに成功したのです。そこで、その体験を『シニア・シルバー層に特化したトレーニング法』としてまとめ、難解な理論的な記述だけでは理解できない人でも簡単に実践できるように、CDブックというスタイルで出版しました。
終活という比較的重いテーマを、メンタルトレーニングという違う切り口から入ることで、深い内容ながら読みやすく、前向きな人生を考えるきっかけになる内容になっています。
志賀博士のメッセージ(書籍から)
「終活のためのメンタルトレーニング」という、いささか変わったプログラムを提案いたします。
遠からずこの世を去る自覚をして、それまでの間、どのような心構えと準備をすれば良いかという思いをお持ちの方に提案する内容です。
私は、今年で80歳になります。父が81歳でこの世を去りましたので、DNA的には、そろそろ寿命かなと覚悟をしています。死に対しては、人それぞれの捉え方があると思いますが、私個人としては、人生に一度しかないイベントですから、何も知らずにこの世を去るのはもったいないので、喜びと感謝の気持ちを味わいながら他界したいと思っています。そのためにも、突然の臨終を迎えるのではなく、メンタルにリハーサルしておくのが効果的です。
ご自身の人生を1つのドラマにたとえるなら、そのドラマの作者も演出家も、そして演者も自分自身ですので、自作自演のドラマです。
出来るだけハッピーエンドで締めくくるためにも、この「終活のためのメンタルトレーニング」を実践して頂くとよろしいと思います。先ほども申しましたように、脳は満足を求めて生きるように作られていますので、ぜひ楽しんで実践してください。
CDブックの内容
【書籍】
Chapter1:終活のすすめ
・MWT(メンタルウェルネストレーニング※)でがんを克服
・高めた免疫力による不具合
・体内時計は正常に機能していた
・死は苦しいものという思い込み
・死を学ぶ機会の必要性
・死は人生を讃える静謐な時間
・穏やかな死を迎えるために~MWTの奨め 他
Chapter2:メンタルウェルネストレーニング解説
~志賀博士が実践するトレーニングの概略を解説~
Chapter3:CDトラック解説
~収録の各トラックについて志賀博士が解説~
Chapter4:CD読み上げマニュアル
~収録トラックの読み上げ原稿を掲載!~
【CD収録トラック】
- 従病(しょうびょう)のためのMWT
- 痛みを気にならなくするためのMWT
- リハビリ促進のためのMWT(1)ストレスの克服
- リハビリ促進のためのMWT(2)健康な睡眠
- 再発予防のためのMWT
- 前向きに生きるためのMWT(1)これからの人生
- 前向きに生きるためのMWT(2)完治のイメージ
- 家族に贈るMWT
- パートナーに贈るMWT
- 迷惑をかけた人へのMWT
- 迷惑をかけられた人へのMWT
- 穏やかな死を迎えるためのMWT(1)最高の人生
- 穏やかな死を迎えるためのMWT(2)地球の一員
- 穏やかな死を迎えるためのMWT(3)ハッピーエンド
※メンタルウェルネストレーニング
アスリートや企業などが主な対象だった志賀式メンタルトレーニングを、より多くの人に実践してもらうため3分前後のプログラムにコンパクトにまとめた普及版
志賀博士のプロフィール(書籍著者略歴から)
脳力開発研究所相談役。一般社団法人メンタルウェルネストレーニング協会会長。1961年電気通信大学卒業後、松下技研に勤務。東京大学工学部計数工学科研究員を兼務しながら、脳波研究に没頭。83年脳力開発研究所設立。2011年3月に米国HHS(米国保険社会福祉省)大統領諮問機関より、長年にわたる脳波とメンタルトレーニングの研究、実践に対しGOLDAWARD(金賞)を授与される。